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朝夕
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あけくれ
ふりがな文庫
“
朝夕
(
あけくれ
)” の例文
某
猟師
(
かりうど
)
の家に
事
(
つか
)
へ、をさをさ猟の
業
(
わざ
)
にも
長
(
た
)
けて、
朝夕
(
あけくれ
)
山野を走り巡り、数多の
禽獣
(
とりけもの
)
を捕ふれども。
熟
(
つらつ
)
ら思へば、これ
実
(
まこと
)
に
大
(
おおい
)
なる不義なり。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
朝夕
(
あけくれ
)
黄金丸が傍に
傅
(
かしず
)
きて、何くれとなく
忠実
(
まめやか
)
に働くにぞ、黄金丸もその
厚意
(
こころ
)
を
嘉
(
よみ
)
し、
情
(
なさけ
)
を
掛
(
かけ
)
て使ひけるが、もとこの阿駒といふ鼠は、去る
香具師
(
こうぐし
)
に飼はれて、
種々
(
さまざま
)
の芸を仕込まれ
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
「思へば憎き彼の聴水、重ねて見当らばただ一噬みと、
朝夕
(
あけくれ
)
心を
配
(
く
)
ばれども、彼も用心して更に里方へ出でざれば、
意恨
(
うらみ
)
を返す手掛りなく、無念に得堪えず候」ト、いひ
畢
(
おわ
)
りて
切歯
(
はがみ
)
をすれば
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
“朝夕”の意味
《名詞》
朝と夕方。
朝食と夕食。
一日中、終日。副詞的にも用いる。
《動詞》
朝食・夕食をとる。
常にともにいる。
(出典:Wiktionary)
朝
常用漢字
小2
部首:⽉
12画
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
“朝夕”で始まる語句
朝夕旦暮
朝夕昼夜