“氷花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こおりばな50.0%
つらら25.0%
ひょうか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
八穂 ママ、夜中に寒波が来たの知っている?……すごかったんだぜ、窓ガラスにいちめんに氷花こおりばながついて。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
そのしょうやひちりきの音から伊勢の宮の稚児ちごたちおもい出され、んだ足をひき摺って登った鷲ヶ岳の樹々の氷花つららが、ふと考え出されたのであろう。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ソレ陶韋とういヲ祖述シ王劉おうりゅうヲ憲章シテ枯淡ヲ骨トナシ菁華せいかヲ肉トナシソノ志ヲ言ヒ以テソノ言ヲ永クスレバ則吟咏三昧ざんまいモマタ余師アラン。丙戌ノ元旦大雨そそグガ如ク木氷花ひょうかヲ成ス。遊杖ゆうじょうヲ壁ニ掛ク。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)