氷花こおりばな)” の例文
八穂 ママ、夜中に寒波が来たの知っている?……すごかったんだぜ、窓ガラスにいちめんに氷花こおりばながついて。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
木々のこずえ氷花こおりばなも露ときらめき、一望、安土の全市も、霜に濡れていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)