“ソソ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:そそ
語句割合
33.3%
33.3%
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あまり荘厳シヤウゴンを極めた建て物に、故知らぬ反感までソソられて、廊を踏み鳴し、柱をタタいて見たりしたものも、その供人トモビトのうちにはあつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
フタツマナコシュトイテ。鏡ノオモテソソゲルガゴトク。上下ウエシタ歯クイチゴウテ。口脇クチワキ耳ノ根マデ広クケ。マユウルシニテ百入塗モモシオヌリタルゴトクニシテ。額ヲ隠シ。振分髪フリワケガミノ中ヨリ。五寸計ゴスンバカリナルコウシノ角。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
男嶽ヲノカミ女嶽メノカミとの間になだれをなした大きな曲線タワが、又次第に両方へソソつて行つてゐる、此二つの峰のアヒダの広い空際ソラギハ。薄れかゝつたアカネの雲が、急に輝き出して、白銀ハクギンの炎をあげて来る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)