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忍音
ふりがな文庫
“忍音”の読み方と例文
読み方
割合
しのびね
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しのびね
(逆引き)
思わず、
忍音
(
しのびね
)
を立てた——
見透
(
みすか
)
す六尺ばかりの枝に、
倒
(
さかさま
)
に裾を巻いて、毛を
蓬
(
おどろ
)
に落ちかかったのは、虚空に消えた幽霊である。
怨霊借用
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
狭山はやがて
銚子
(
ちようし
)
を取りて、
一箇
(
ひとつ
)
の茶碗に酒を
澆
(
そそ
)
げば、お静は目を閉ぢ、合掌して、聞えぬほどの
忍音
(
しのびね
)
に
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
男は
暗
(
やみ
)
の中にも、遂ぞ無い事なので
吃驚
(
びつくり
)
して、目を
円
(
まろ
)
くしてゐたが、やがてお定は
忍音
(
しのびね
)
に
歔欷
(
すすりなき
)
し始めた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
忍音(しのびね)の例文をもっと
(6作品)
見る
忍
常用漢字
中学
部首:⼼
7画
音
常用漢字
小1
部首:⾳
9画
“忍”で始まる語句
忍
忍耐
忍辱
忍冬
忍術
忍返
忍坂
忍足
忍草
忍入
“忍音”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
二葉亭四迷
泉鏡花
石川啄木