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楚々
ふりがな文庫
“楚々”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そそ
93.3%
そゝ
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そそ
(逆引き)
関羽がたたずんでいると、ほど近い木の間を、誰か、
楚々
(
そそ
)
と通る人があった。見ると、劉恢の
姪
(
めい
)
とかいうこの家の妙齢な麗人であった。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
打水
(
うちみず
)
をした庭の縁を二人三人の足音がして、白地の
筒袖
(
つつっぽ
)
の
浴衣
(
ゆかた
)
を着た菊五郎が書生流に歩いて来ると、そのあとに
楚々
(
そそ
)
とした夏姿の二人。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
楚々(そそ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
そゝ
(逆引き)
この娘が手甲
脚絆
(
きやはん
)
に
負摺
(
おひづる
)
を背負つて、
饅頭笠
(
まんぢゆうがさ
)
に顏を隱したとしても、その
楚々
(
そゝ
)
たる姿や青春の美しさが沁み出るやうな
御詠歌
(
ごえいか
)
の聲や
銭形平次捕物控:250 母娘巡礼
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
羚羊
(
かもしか
)
のやうなすんなりした脚で、
何時
(
いつ
)
もネビイブルウのソックスに、白い靴をはいてゐた。腰の線がかつちりしてゐて、後から見る姿は
楚々
(
そゝ
)
とした美しさだつた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
楚々(そゝ)の例文をもっと
(4作品)
見る
楚
漢検準1級
部首:⽊
13画
々
3画
“楚”で始まる語句
楚
楚歌
楚王
楚辞
楚原
楚人
楚満人
楚人冠
楚囚
楚国
“楚々”のふりがなが多い著者
橘外男
三上於菟吉
吉川英治
亀井勝一郎
金史良
牧逸馬
佐々木味津三
神西清
海野十三
長谷川時雨