“楚満人”の読み方と例文
読み方割合
そまびと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
為永春水はまだ三鷺さんろと云い、楚満人そまびとと云った時代から竜池と相識になってこの遊の供をした。竜池が人情本中に名をとどむるに至ったのはここもとづいている。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
宇田川町の大人とは敵討物の大御所南仙笑なんせんしょう楚満人そまびとのことであった。楚満人の作は三百余種もあったが代表作敵討三組盃をはじめそのほとんど全部が仇うち物であった。
仇討たれ戯作 (新字新仮名) / 林不忘(著)
八年七月二十九日には祖父伊兵衛の妻が歿した。法諡ほうしを臨照院相誉迎月大姉だいしと云う。子之助が四歳の時である。十一年には父の友楚満人そまびとが狂訓亭春水と号した。子之助が七歳の時である。
細木香以 (新字新仮名) / 森鴎外(著)