“すすめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勧60.0%
勧告10.0%
慫慂10.0%
侑5.0%
勧誘5.0%
推薦5.0%
薦5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日露戦争の当時、人の勧(すすめ)に応じて、株に手を出して全く遣り損(そく)なってから、潔(いさぎ)よく祖先の地を売り払って、北海道へ渡ったのである。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この茶店(ちゃや)の小さいに似合わぬ繁盛(はんじょう)、しかし餅ばかりでは上戸(じょうご)が困るとの若連中(わかれんじゅう)の勧告(すすめ)もありて、何はなくとも地酒(じざけ)一杯飲めるようにせしはツイ近ごろの事なりと。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
和(やさ)しい源太親方が義理人情を噛(か)み砕いてわざわざ慫慂(すすめ)て下さるは我にもわかってありがたいが、なまじい我の心を生かして寄生木あしらいは情ない、十兵衛は馬鹿でものっそりでもよい
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
七律の頸聯(けいれん)に「只得佳人頻一笑。何妨才子共長貧。」〔只(ただ)佳人ノ頻リニ一笑スルヲ得/何ゾ妨ゲンヤ才子共ニ長貧ナルヲ〕と言っているから酒を侑(すすめ)る美人も舟の中にいたのであろう。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「それから同盟を勧誘(すすめ)るのさ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ほ。そんなお人の推薦(すすめ)もあり、しかもまた、ご辺ほどな履歴と腕のある人物を、なぜ王倫(おうりん)は、寨(とりで)の主座にすえないのでしょう」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孝孺(こうじゅ)の父は洪武(こうぶ)九年を以て歿(ぼっ)し、師は同十三年を以て歿す。洪武十五年呉沉(ごちん)の薦(すすめ)を以て太祖に見(まみ)ゆ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)