“かんこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勧告43.8%
寒国12.5%
韓国12.5%
寒國12.5%
凾谷6.3%
監国6.3%
諫告6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此家の主人あるじは彼小笠原に剣をなげうつ可く熱心ねっしん勧告かんこくしたが、一年後の今日、彼は陸軍部内の依怙えこ情実に愛想あいそうをつかし疳癪かんしゃくを起して休職願を出し、北海道から出て来たので
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
よめはうちゑみつゝしうとめにかくといへば、姑はにはか土産みやげなど取そろへるうちよめかみをゆひなどしてたしなみ衣類いるゐちやくし、綿入わたいれ木綿帽子もめんばうし寒国かんこくならひとて見にくからず
ところがその中に私はある官辺の用向きで、しばらく韓国かんこく京城けいじょう赴任ふにんする事になりました。
開化の良人 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
おほいさははとよりもおほきく、なつあひだはね一部いちぶをのぞくほかは、全部ぜんぶ黒褐色こつかつしよくで、ふゆになるとゆき見誤みあやまられるように白色はくしよくかはります。これは寒國かんこくうさぎふゆあひだ眞白まつしろになるのとおな保護色ほごしよくです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
「昨日、凾谷かんこくから来たのですが、悪者に右のを傷つけられたものですから、一緒に来られなかったのよ。ほんとに残念よ。」
阿英 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
のちに仕えて兵部尚書ひょうぶしょうしょを以て太子たいし監国かんこくに補せらるゝに至る。明史巻百五十に伝あり。蓋し亦一異人なり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
幕府側の諫告かんこくは、なおもそれに附言していた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)