“からくに”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:カラクニ
語句割合
唐国41.7%
韓国33.3%
唐土16.7%
韓國8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……まるで、もうここはあの国の幽邃境ゆうすいきょうだ。……深遠な唐国からくにの空気がそのままに漂っているではないか。……何と云う神秘な静寂だろう。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
青柳より筑前領の大島に出で、彼処かのところより便船を求めて韓国からくにに渡り、伝へ聞く火賊くわぞくの群に入りての国を援け、しんの大宗の軍兵に一泡噛ませ呉れむと思ひし也。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
斯様なる犯罪はまだ我国には例もなき事ゆえ、裁断いたし兼るが、唐土からくにに類例もあらば聞きたし、かつ別にこれを裁断すべき聖人のおしえあらば心得のため承知したいとの仰せがありました。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)