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寒国
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かんこく
ふりがな文庫
“
寒国
(
かんこく
)” の例文
旧字:
寒國
されば
暖国
(
だんこく
)
の人のごとく初雪を
観
(
み
)
て
吟詠
(
ぎんえい
)
遊興
(
いうきよう
)
のたのしみは
夢
(
ゆめ
)
にもしらず、
今年
(
ことし
)
も又此
雪中
(
ゆきのなか
)
に
在
(
あ
)
る事かと雪を
悲
(
かなしむ
)
は
辺郷
(
へんきやう
)
の
寒国
(
かんこく
)
に
生
(
うまれ
)
たる不幸といふべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
娵
(
よめ
)
はうちゑみつゝ
姑
(
しうとめ
)
にかくといへば、姑は
俄
(
にはか
)
に
土産
(
みやげ
)
など取そろへる
間
(
うち
)
に
娵
(
よめ
)
髪
(
かみ
)
をゆひなどして
嗜
(
たしなみ
)
の
衣類
(
いるゐ
)
を
着
(
ちやく
)
し、
綿入
(
わたいれ
)
の
木綿帽子
(
もめんばうし
)
も
寒国
(
かんこく
)
の
習
(
ならひ
)
とて見にくからず
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
寒国
(
かんこく
)
の
秋景
(
しうけい
)
江戸の眼を
新
(
あらた
)
になし、おもはず
一絶
(
いちぜつ
)
を
得
(
え
)
などしてしばしながめゐたるをりしも、十六七の娘三人おの/\
柴籠
(
しばかご
)
をせおひ山をのぼりてこゝにやすらひ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
寒国
(
かんこく
)
の
秋景
(
しうけい
)
江戸の眼を
新
(
あらた
)
になし、おもはず
一絶
(
いちぜつ
)
を
得
(
え
)
などしてしばしながめゐたるをりしも、十六七の娘三人おの/\
柴籠
(
しばかご
)
をせおひ山をのぼりてこゝにやすらひ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“寒国”の意味
《名詞》
寒気により寒さが厳しい国や地域。
(出典:Wiktionary)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
“寒”で始まる語句
寒
寒気
寒氣
寒空
寒風
寒冷
寒々
寒竹
寒鴉
寒天