詩語としての日本語しごとしてのにほんご
銘酊船 さてわれらこの日より星を注ぎて乳汁色の 海原の詩に浴しつゝ緑なす瑠璃を啖ひ行けば こゝ吃水線は恍惚として蒼ぐもり 折から水死人のたゞ一人想ひに沈み降り行く 見よその蒼色忽然として色を染め 金紅色の日の下にわれを忘れし揺蕩は 酒精より …
作品に特徴的な語句
穿あなぐ うつ すす おろそか 彩画だみえ せん ひろが なれ 酒精アルコル 蒼色あをぐもり およそ いか 揺蕩たゆたひ うた むしろ つら たた にく わけ にが はら 諷刺ふうし 聯想れんそう ふけ こも 立琴リイル 穿鑿せんさく 稽古けいこ 軽蔑けいべつ なび 隈々くまぐま 陰翳いんえい 関聯かんれん 鍛錬たんれん 鄭重ていちょう 這入はい ことば 賞讃しょうさん 譬喩ひゆ たと 謙遜けんそん 為事しごと 語彙ごい おびただ 所謂いわゆる うら あと みね ひら 寂寥せきりょう はら たく くら とが かえ まま 仏語ぶつご ほの わた いの 直截ちょくせつ 物訣ものわか 煉熟れんじゅく 一人ひとり おぼ さかのぼ 溜息ためいき まれ 決著けっちゃく 晦渋かいじゅう 敷衍ふえん 整頓せいとん 摸索もさく
題名が同じ作品
詩語としての日本語 (新字旧仮名)折口信夫 (著)