“饐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
96.9%
すえ1.5%
1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その心事の醜悪、行為の卑劣、犬畜生というもなお足らぬ。もし汝らをゆるさば百世の武門をすたらし、世の節義は地にえるであろう。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
掌に、皮が干上って餡からすえた臭のする桜餅をとって貰いながら石川は
牡丹 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
窓がしまつてゐるので、客車はれてゐた。旅から帰る子供達を誰も待つてゐるものゝない寂しさは、子供達には兎に角、彼には又何となく懐しいものに思へた。
芭蕉と歯朶 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)