“立琴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
リイル40.0%
たてごと20.0%
アルプ20.0%
ハルブ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒精アルコルよりもなほ強くなれ立琴リイルも歌ひえぬ
詩語としての日本語 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
北国のある町を歩いていると立琴たてごとのようなものを鳴らして乞食が通るのを見た。その男の容貌がいかにも「日まわり」の一章によんだ乞食と似ている。
自分は漸くカワレリヤ、ルスチカナの幕開まくあきに淋しい立琴アルプ合方あひかたにして歌ふシチリヤナの一節ひとふし思付おもひついた。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
われらにしてもしまことの心の底から、ミューズやヴェヌスの神に身を捧げる覚悟ならば、われらは立琴ハルブいだくに先立っておきてきびしいわれらが祖国を去るにくはない。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)