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漸
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やや
ふりがな文庫
“
漸
(
やや
)” の例文
豊雄
一七八
漸
(
やや
)
此の事を
覚
(
さと
)
り、涙を流して、おのれ
一七九
更に盗をなさず。かうかうの事にて、
県
(
あがた
)
の
何某
(
なにがし
)
の
女
(
め
)
が、
前
(
さき
)
の
夫
(
つま
)
の
帯
(
お
)
びたるなりとて得させしなり。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
その船
行方
(
ゆくえ
)
なくなりて
後
(
のち
)
は、家に残る人も
散々
(
ちりぢり
)
になりぬるより、絶えて人の住むことなきを、この男のきのうここに入りて、
漸
(
やや
)
して帰りしを
奇
(
あや
)
しとてこの
漆師
(
ぬし
)
の
老
(
おじ
)
が申されし
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
群ぬち
漸
(
やや
)
にさはがし。
南蛮寺門前
(新字旧仮名)
/
木下杢太郎
(著)
一五〇
漸
(
やや
)
日出づると見て、いそぎ山をくだり、
京
(
みやこ
)
にかへりて
一五一
薬鍼
(
やくしん
)
の
保養
(
ほやう
)
をなしける。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
老母問ひていふ。
伯氏
(
あに
)
赤穴が
約
(
ちかひ
)
にたがふを
怨
(
うら
)
むるとならば、
明日
(
あす
)
なんもし来るには
一〇七
言
(
ことば
)
なからんものを。汝かくまで
一〇八
をさなくも愚かなるかとつよく
諫
(
いさ
)
むるに、左門
漸
(
やや
)
答へていふ。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
漸
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
“漸”を含む語句
漸々
漸次
漸〻
佳人意漸疎
東漸
漸進
漸時
漸減
西漸
無漸
浸漸
漸進論
漸源
漸移
漸綻
漸蔵主
漸近線
漸進的
漸次強音
漸遅
...