“漸時”の読み方と例文
読み方割合
だんだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士の造る香水は植物性の香水でそれの持っている芳香はほとんど世界無比であった。自然香水の需要を増し工場は漸時だんだん隆盛になった。
物凄き人喰い花の怪 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
漸時だんだん親しくなるに連れて、彼女の家の内幕が次第に解かって参りました。その中分けても私の眼に怪しく映ってならなかったのは料理人の季参きさんでございます。
温室の恋 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
……おや、畜生、宿直の武士ども漸時だんだんこっちへって来やがる。あ、いけねえ見付けやがった!
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)