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漸時
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だんだん
ふりがな文庫
“
漸時
(
だんだん
)” の例文
博士の造る香水は植物性の香水でそれの持っている芳香は
殆
(
ほとんど
)
世界無比であった。自然香水の需要を増し工場は
漸時
(
だんだん
)
隆盛になった。
物凄き人喰い花の怪
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
漸時
(
だんだん
)
親しくなるに連れて、彼女の家の内幕が次第に解かって参りました。その中分けても私の眼に怪しく映ってならなかったのは料理人の
季参
(
きさん
)
でございます。
温室の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
……おや、畜生、宿直の武士ども
漸時
(
だんだん
)
こっちへ
遣
(
や
)
って来やがる。あ、いけねえ見付けやがった!
善悪両面鼠小僧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「私はこの頃元気がない。そして
漸時
(
だんだん
)
痩せるような気がする。お菊お前には気が付かぬかな?」
赤格子九郎右衛門の娘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
私は
漸時
(
だんだん
)
皮肉になった。私は漸時忍従的になった。だがいつも脅かされていた。
銀三十枚
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
漸
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“漸”で始まる語句
漸
漸々
漸次
漸進
漸減
漸〻
漸蔵主
漸遅
漸寒
漸浸