“やうやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヤウヤウ
語句割合
漸々84.6%
7.7%
辛々7.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漸々やうやうの事で、最後の三等車に少許すこし空席すきを見付けて乗込むと、その扉を閉め乍ら車掌が号笛ふえを吹く。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
兎角して渠は漸々やうやう三十行許り書いた。大儀さうに立上つて、その原稿を主任の前に出す時、我乍ら余り汚く書いたと思つた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
源平盛衰記げんぺいせいすゐき文覚発心もんがくほつしんくだりに、「はやきたつて女と共にし居たり、狭夜さよやうやう更け行きて云云うんぬん」と、ちやんと書いてある事である。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
凸凹でこぼこ石高路いしだかみち、その往還を右左から挾んだ低い茅葺屋根が、およそ六七十もあらう、の家も、何の家も、古びて、穢くて、壁が落ちて、柱が歪んで、隣々にのめり合つて辛々やうやう支へてる様に見える。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)