トップ
>
稀々
>
たまたま
ふりがな文庫
“
稀々
(
たまたま
)” の例文
「
稀々
(
たまたま
)
のお召しというやつがないと、ここにいても、随分わるくはないが、あれが、
苦手
(
にがて
)
じゃて」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
御前のやうな妻を持つたのはと言ひ捨てに出て御出で遊しました、何といふ事で御座りませう一年三百六十五日物いふ事も無く、
稀々
(
たまたま
)
言はれるはこの様な情ない詞をかけられて
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
努めていろいろの話をされるにも
関
(
かかわ
)
らず、夫人に対しては、必要な言葉以外には殆ど話しかけられず、
稀々
(
たまたま
)
話しかけられる言葉も、いつでもせいぜい四五文字にしかならない短いものだった。
血液型殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
稀
漢検準1級
部首:⽲
12画
々
3画
“稀”で始まる語句
稀
稀有
稀代
稀薄
稀世
稀〻
稀覯
稀覯書
稀品
稀人