“あひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:アヒ
語句割合
35.1%
24.4%
16.0%
6.9%
3.8%
2.3%
2.3%
2.3%
1.5%
1.5%
0.8%
0.8%
0.8%
邂逅0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日けふごと浪路なみぢおだやかに、やがあひとも※去くわこ平安へいあんいはひつゝ芙蓉ふようみねあふこと出來できるやうにと只管ひたすらてんいのるのほかはないのである。
わたくしの欲望ねがひは高くまた低く、皺襞ひだの高みでは打ゆらぎ、谷あひでは鎮まりまするが、白と薔薇色のおんみの御体みからだを一様に接吻くちづけで被ひまする。
ぢやが、お前様めえさまやま先生せんせいみづ師匠ししやうふわけあひで、私等わしらにや天上界てんじやうかいのやうな東京とうきやうから、遥々はる/″\と……飛騨ひだ山家やまがまでござつたかね。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
雪吹にあひたる時は雪をほり身を其内にうづむれば雪暫時ざんじにつもり、雪中はかへつてあたゝかなる気味きみありてかつ気息いきもらし死をまぬがるゝ事あり。
文墨ぶんぼく雅人がじんも多しときゝしが、旅中りよちゆうとしきやうするにあひ皈家きかいそぎしゆゑ剌を入れざりしは今に遺憾ゐかんとす。
くはだつるには金子きんすなくてはかなふまじと此度金七百兩をかすめ取り出奔しゆつぽんなし船頭杢右衞門もくゑもんたばかりて天神丸の上乘うはのり不慮ふりよの難にあひて此處まで來れる事の一伍一什いちぶしじふ虚實きよじつまじへて語りければさしもの兩人も舌を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
白状致せしと此所に居る節と私へ九助より申しましたと云時お節もかうべをあげたゞ今藤八が申上し通りゆゑ夫のいのちを何卒御助け下る樣にと申に縫殿頭殿コリヤ其方ども九助入牢中じゆらうちうどうしてあひはなし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あひひかりをあふがしめずや。
友に (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
古実『それでは明日でもおあひすることにしませう』
島木赤彦臨終記 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
かゝるあらしあひて人に難義なんぎをかくるほどなればとても極楽ごくらくへはゆかるまじ、などつぶやきつゝ立いづるを見て、吾が国の雪吹ふゞきくらぶればいと安しとおもへり。
(あか川の事はこゝにいはず、千曲川一名を信濃川ともいふ、くまの字をも用ふ)千曲川の水源すゐげんは信濃越後飛騨の大小の川々あまたながあひて此大河をなす也。
取り大岡殿へ差出せしかば大岡殿此久兵衞は浪人らうにん文右衞門がかねかゝあひの者なればとて直樣すぐさま白洲へ呼出され調べにこそはかゝられけれれば久兵衞は繩付なはつきまゝ砂利じやりうへ蹲踞うづくまるに大岡殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
生ぜしかば主税之助は新參しんざん用役ようやく安間平左衞門立花左仲たちばなさちう其外氣にあひたる佞臣ねいしんどもを集め雪の寒を凌がんと晝より酒宴しゆえん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
どうも誠に思ひけないことでおまへさんに邂逅あひました、だおにはからなかつたが、今度こんどはお眤近ちかづきにならう……まア此時節このじせつかはつて貴方あなた御零落ごれいらくになつて、んともひやうがない
山霧と落葉松のあひから、大股に。——わたしは、ちやうど、その中間を歩いたことになる。夏服で。白靴で。ぬれしほたれて。……
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)