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夕暮
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ゆうぐれ
ふりがな文庫
“
夕暮
(
ゆうぐれ
)” の例文
それからは、
一言
(
ひとこと
)
も話さなかったような気がします。ふたりは、まもなくその広間を出て行きました。
夕暮
(
ゆうぐれ
)
の
薄明
(
うすあか
)
りが消え
失
(
う
)
せました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そしてネネムはまちをこめた黄色の
夕暮
(
ゆうぐれ
)
の中の物干台にフゥフィーボー博士が無事に
到着
(
とうちゃく
)
して家の中に入って行くのをたしかに見ました。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
汽車は西へ西へと走って、日の
夕暮
(
ゆうぐれ
)
に
十勝
(
とかち
)
国境
(
こっきょう
)
の
白茅
(
はくぼう
)
の山を
石狩
(
いしかり
)
の方へと
上
(
のぼ
)
った。此処の
眺望
(
ながめ
)
は全国の線路に
殆
(
ほと
)
んど無比である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
私は午後の三、四時までを九州ホテルで休養した上、
夕暮
(
ゆうぐれ
)
、上野さんや
園
(
その
)
さんと、
白雲
(
はくうん
)
池から白雲牧場の方を散歩して見た。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
あたりは見る見る
夕暮
(
ゆうぐれ
)
の色を帯びて行った。ウイーク・デイのせいか、ときたま若い二人づれが通りかかるほかには、まったく人影がなかった。
女妖:01 前篇
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
それにしても
夕暮
(
ゆうぐれ
)
の湖の
紅鶴
(
べにづる
)
のような、何と
寂
(
さび
)
しい女だろう。それは
疑
(
うたがい
)
もなく、彼の妻だった女である。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
四辺
(
あたり
)
は
夕暮
(
ゆうぐれ
)
の
色
(
いろ
)
につつまれた、いかにも
森閑
(
しんかん
)
とした、
丁度
(
ちょうど
)
山寺
(
やまでら
)
にでも
臥
(
ね
)
て
居
(
い
)
るような
感
(
かん
)
じでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
毎日、
夕暮
(
ゆうぐれ
)
になるとあなたからの手紙が
廻送
(
かいそう
)
されているような気がして、姉の子をおぶい、散歩に出た
浜辺
(
はまべ
)
から、
祈
(
いの
)
るような気持で、姉の家に帰って行ったものです。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
その下流の右岸には秀麗な
角錘形
(
かくすいけい
)
の山(それは
夕暮
(
ゆうぐれ
)
富士だと
後
(
あと
)
で聞いたが)山の
頂辺
(
てっぺん
)
に細い
縦
(
たて
)
の裂目のある小松色の山が、白い
河洲
(
かわす
)
の
緩
(
ゆる
)
い
彎曲線
(
わんきょくせん
)
と
程
(
ほど
)
よい近景を
成
(
な
)
して
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
ある日の
夕暮
(
ゆうぐれ
)
、京の町を歩いていると
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
それをするのは
夕暮
(
ゆうぐれ
)
が多かった。
花をうめる
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
私は地獄めぐりを済ませると、
夕暮
(
ゆうぐれ
)
間近の景色を観賞するため、ここから十数町を
隔
(
へだ
)
つるゴルフ・リンクスへ出かけた。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
暮
常用漢字
小6
部首:⽇
14画
“夕暮”で始まる語句
夕暮方
夕暮色
夕暮近