“刃傷沙汰”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
にんじょうざた81.8%
にんじやうざた9.1%
にんじょうさた9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の風流人は、この美少年の血気と、斬られて倒れている事のていとを見比べると、二人の間に結ばれた刃傷沙汰にんじょうざたであるなとさとりました。
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
難をいえば、犬千代は感情につよく、同僚などとも刃傷沙汰にんじょうざたを起して、殿の勘気をうけたりしたこともあった。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あれほどの刃傷沙汰にんじょうざたがあったのですから、そこの床にはおびただしい血潮が流れていなければなりません。
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
万一それから刃傷沙汰にんじょうざたにでもなった日には、板倉家七千石は、そのまま「お取りつぶし」になってしまう。
忠義 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その由来を説明すると長くなるが、要するに嘉永二年と三年との二年間に、毎年一度ずつここに刃傷沙汰にんじょうざたがあって、二度ながら其の被害者は片腕を斬り落とされたのである。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
が、とうとう、しまひには、それがもとで、思ひもよらない刃傷沙汰にんじやうざたさへ、始まるやうな事になつた。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
とき将軍しょうぐんたいして刃傷沙汰にんじょうさたおよんだこともある……。そうした場合ばあい人間にんげんというものはさてさてむごいことをするものじゃと