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『虱』
ふりがな文庫
『
虱
(
しらみ
)
』
元治元年十一月二十六日、京都守護の任に当つてゐた、加州家の同勢は、折からの長州征伐に加はる為、国家老の長大隅守を大将にして、大阪の安治川口から、船を出した。 小頭は、佃久太夫、山岸三十郎の二人で、佃組の船には白幟、山岸組の船には赤幟が立つて …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「希望」1916(大正5)年5月
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約9分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
自
(
みづから
)
先
(
まづ
)
何処
(
いづく
)
元治
(
げんぢ
)
打遣
(
うつちや
)
併
(
あは
)
倒
(
さかさま
)
敢
(
あへ
)
柄
(
つか
)
呆気
(
あつけ
)
扶持
(
ぶち
)
暖
(
あたたか
)
朱鞘
(
しゆざや
)
張肘
(
はりひぢ
)
睡
(
ね
)
妄
(
みだり
)
毀傷
(
きしやう
)
嘗
(
かつ
)
雖
(
いへど
)
生類
(
しやうるゐ
)
冗談
(
じようだん
)
鰌桶
(
どぢやうをけ
)
猶
(
なほ
)
白幟
(
しろのぼり
)
莫迦
(
ばか
)
痕
(
あと
)
痒
(
かゆ
)
碌
(
ろく
)
空嘯
(
そらうそぶ
)
素
(
もと
)
罹
(
かか
)
麻疹
(
はしか
)
虱
(
しらみ
)
襟
(
えり
)
錨
(
いかり
)
長物
(
ながもの
)
間
(
ま
)
髷
(
まげ
)
亦
(
また
)
小頭
(
こがしら
)
何人
(
なんぴと
)
何処
(
どこ
)
刻銘
(
こくめい
)
可成
(
かなり
)
同前
(
どうぜん
)
呆
(
あき
)
嚔
(
くさめ
)
外
(
ほか
)
如何
(
いか
)
容子
(
ようす
)
独語
(
ひとりごと
)
必
(
かならず
)
恬然
(
てんぜん
)
悉
(
ことごと
)
懐
(
ふところ
)
枡
(
ます
)
檣
(
ほばしら
)
洟
(
はな
)
流石
(
さすが
)
点心
(
てんしん
)