“おとさた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
音沙汰96.8%
音便1.6%
音信1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんでも、お嬢様がお出かけになって間もなく、やっぱり長浜の方へお出かけになったまま、音沙汰おとさたがないのだそうでございます」
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
もう十日にもなるが一向に音便おとさたなく、小手こてをかざして巴里の方角を眺めやれば、うす薔薇色の雲がたな引き、いかにも快活な空模様であるに引きかえ、この島には雨雲低く垂れ
その後なんの音信おとさたもありませぬから、どうなりましたか、ちょっとも分かりませぬが、なにしろこの人の病気は、この狐が最初目に見えたときがはじめで、だんだんおもって
妖怪談 (新字新仮名) / 井上円了(著)