“音便”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たより60.0%
おとさた20.0%
おんびん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ときたま音便たよりがあつたつて、蒙古もうこといふところは、みづとぼしいところで、あつときには徃來わうらい泥溝どぶみづくとかね、またはその泥溝どぶみづくなると、今度こんどうま小便せうべんくとか、したがつてはなはくさいとか
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
もう十日にもなるが一向に音便おとさたなく、小手こてをかざして巴里の方角を眺めやれば、うす薔薇色の雲がたな引き、いかにも快活な空模様であるに引きかえ、この島には雨雲低く垂れ
日本にほん古來こらい地名ちめいを、郡町村等ぐんてうそんとう改廢かいはいとも變更へんかうすることは、ある場合ばあひにはやむをないが、いにしへ地名ちめいいにしへ音便おんびんによつてめられた漢字かんじみだりにいまおん改讀かいどくせしめ
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)