“めざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目覚24.6%
目醒17.7%
眼醒13.8%
目指13.1%
眼覚12.3%
目覺4.6%
覚醒3.8%
眼指2.3%
寤0.8%
目刺0.8%
目差0.8%
目的0.8%
目睲0.8%
目鮮0.8%
眼覺0.8%
芽0.8%
覚0.8%
醒0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに目覚(めざ)めたものは皆知識の実を喰べてしまったのである。それならどうしたら意識的な吾々が、正しい工藝を産む事が出来るか。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
急に本能の目醒(めざ)めた思ひで、また、強くおせいの腰を取つたが、おせいは、富岡の手をふりほどくやうにして、狭い石段を降りて行つた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
彼女の体内には性の眼醒(めざ)めがぼんやり感ぜられていたにもせよ、彼女はまだそれを自覚していなかったし、夫も敢て自覚させようとは努めなかった。
我等(われら)兩人(りようにん)が目指(めざ)すコロンボ市(し)にも、また櫻木海軍大佐等(さくらぎかいぐんたいさら)と再會(さいくわい)すべき筈(はづ)の橄欖島(かんらんたう)にも左迄(さま)では遠(とほ)くない印度洋(インドやう)中(ちう)であつた事(こと)と。
「お眼覚(めざ)めかな。戸部氏もあの通り殊のほかお腹立ちの模様だから、ちょっと謝りなさい。あやまって改めてわれら一同へ年賀の礼をなされたがよかろう」
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
と姫(ひめ)を救(すく)ひ出(いだ)さんため、只(たゞ)一人(ひとり)にて參(まゐ)りしは、窃(ひそか)に庵室(いほり)にかくまひおき、後日(ごじつ)機(をり)を見(み)て、ロミオへ送(おく)り屆(とゞ)けん存念(ぞんねん)、然(しか)るに參(まゐ)り見(み)れば、姫(ひめ)の目覺(めざ)むる少(すこ)しき前方(まへかた)
稚児サン騒ぎなぞ噯気(おくび)にも出さなくなった今に至って私一人は俄然(がぜん)として稚児サンのよさに覚醒(めざ)め、どうやら朝起きても私の眼前には昨日以来の太子の
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
屈指の富豪と眼指(めざ)されている倉川男爵家の別邸に二人組の強盗が入って、若い、美しい夫人と小間使を絞殺し、一人の書生に重傷を負わせ、夫人所有の貴金属、宝石類と
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いと爽(さは)らかに青みたる晨(あした)に寤(めざ)め、見かへれば
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「一體その車坂御門外の刄傷沙汰(にんじやうざた)といふのはどうした事なのだ。目刺(めざ)しの燒けるうちに、ざつと筋を通して見な」
銭形平次捕物控:167 毒酒 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
さあ、此処(ここ)からが目差(めざ)す御山(おやま)というまでに、辻堂(つじどう)で二晩(ふたばん)寝ました。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一日の行程わずかに二里、目的(めざ)す土地までは一百里、約二ヵ月の旅行である。しかも最後の目的地にはたして宝庫があるや否やそれさえ今のところ不明である。
沙漠の古都 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
朝の目睲(めざ)めに煙つた沖を眺めながら、寝床の上で私の体躯を真二つに割ると、私の疲れた脊椎に濡れた海藻がグショグショ絡みついてゐて、白いシイツまで悲しい程しめつぽい。
帆影 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
丁度甲州流の戦法のように隙間(すきま)なく槍(やり)の穂尖(ほさき)を揃(そろ)えてジリジリと平押(ひらお)しに押寄せるというような論鋒(ろんぽう)は頗る目鮮(めざ)ましかった。
二葉亭余談 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
この炎天(えんてん)にさらされて、行(ゆ)くこともならず、還(かへ)りもされず、むなしく、馬(うま)はのんだくれ の何時(いつ)だか知(し)れない眼覺(めざ)めをまつて尻尾(しつぽ)で虻(あぶ)や蠅(はひ)とたわむれながら、考(かんが)へました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
このもの林の中に落つ、されど定まれる處なく、たゞ命運の投入るゝ處にいたりて芽(めざ)すこと一粒の麥の如く 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
艸木は急に昨日の睡眠より覚(めざ)め、しなやかな諸手を伸べて、軽く大気のなかに躍りさざめき、小鳥は花樹の梢に飛び交はしながら、玉を転ばすやうなうつくしい歌曲に謡ひ耽つてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
少年(せうねん)は瞼(まぶた)をこすりつゝ、悄然(しようぜん)と艇(てい)の中(なか)を見廻(みまわ)した。誰(たれ)でも左樣(さう)だが非常(ひじやう)な變動(へんどう)の後(あと)、暫時(しばし)夢(ゆめ)に落(お)ちて、再(ふたゝ)び醒(めざ)めた時(とき)程(ほど)、心淋(こゝろさび)しいものはないのである。