“眼指”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
めざ75.0%
まなざし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たしかに源次郎氏の姉の子供だと聞きましたが、それが、実松当九郎といって、この事件の犯人と眼指めざされている二十二三歳の青年なんです。
復讐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
屈指の富豪と眼指めざされている倉川男爵家の別邸に二人組の強盗が入って、若い、美しい夫人と小間使を絞殺し、一人の書生に重傷を負わせ、夫人所有の貴金属、宝石類と
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お父さんとお母さんは、しばらく栄蔵の顔を愛情のこもつた眼指まなざしでみつめただけで、何もいはなかつた。何もいはなかつたことが、かへつて二人の心配がどれほど大きかつたかを物語つてゐた。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)