トップ
>
平押
ふりがな文庫
“平押”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひらお
50.0%
ひらおし
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひらお
(逆引き)
丁度甲州流の戦法のように
隙間
(
すきま
)
なく
槍
(
やり
)
の
穂尖
(
ほさき
)
を
揃
(
そろ
)
えてジリジリと
平押
(
ひらお
)
しに押寄せるというような
論鋒
(
ろんぽう
)
は頗る
目鮮
(
めざ
)
ましかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
寒くて目が
覚
(
さ
)
めたら、まだ夜は明け離れていなかった。それからのべつ
平押
(
ひらお
)
しにここまでやって来たようなものの、こうやたらに松ばかり並んでいては歩く
精
(
せい
)
がない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
平押(ひらお)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひらおし
(逆引き)
此
(
ここ
)
を我慢して
謝罪
(
わび
)
がてら正直にお辰めを思い切れと云う事、今度こそはまちがった理屈ではないが、人間は
活物
(
いきもの
)
杓子定規
(
しゃくしじょうぎ
)
の理屈で
平押
(
ひらおし
)
には
行
(
ゆか
)
ず、人情とか何とか中々むずかしい者があって
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
周囲の状況なんて事を眼中に置かないで、
平押
(
ひらおし
)
に
他人
(
ひと
)
を
圧
(
お
)
しつけたがる事がだいぶんある。他人なら
理窟
(
りくつ
)
も立つが、自分で自分をきゅきゅ云う目に
逢
(
あ
)
わせて
嬉
(
うれ
)
しがってるのは聞えないようだ。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
平押(ひらおし)の例文をもっと
(2作品)
見る
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家
“平押”のふりがなが多い著者
内田魯庵
幸田露伴
夏目漱石