“めざま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目覚50.0%
目醒22.2%
眼覚13.9%
目覺8.3%
目勇2.8%
眼醒2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と同時に、一方においては、徳川幕府の圧迫を脱した江戸芸術の残りの花が、目覚めざましくも一時に二度目の春を見せた時代である。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
と叫ぶと、僕はサイレンのスウィッチを下す、村人がき立つ、海上には忽ち目醒めざましい活劇がき起る。
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
緩漫と思い込んだあげく、現に眼覚めざましい早技はやわざで取って投げられていながら、津田はこう評するよりほかに仕方がなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
豆州づしう御勝手ごかつて不如意ふによいなるは、一朝一夕いつてういつせきのことにはあらじを、よしや目覺めざましき改革かいかく出來できずとも、たれなんぢ過失あやまちとははじ、たゞまことをだにまもらばなり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ハンドルはもっとも危険の道具にして、一度ひとたびこれを握るときは人目をくらませしむるに足る目勇めざましき働きをなすものなり
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
玄洋社が腕力に堂々と相並んで如何に眼醒めざましい反抗を試みたかは天下周知の事実だからここには喋々ちょうちょうしない事にする。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)