“目覺(めざま)” の例文
新字:目覚
其(その)支度(したく)は朝湯(あさゆ)にみがき上(あ)げてと霜(しも)氷(こほ)る曉(あかつき)、あたゝかき寢床(ねどこ)の中(うち)より御新造(ごしんぞ)灰吹(はいふ)きをたゝきて、これ/\と、此詞(これ)が目覺(めざま)しの時計(とけい)より胸(むね)にひゞきて
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
豆州(づしう)が御勝手(ごかつて)不如意(ふによい)なるは、一朝一夕(いつてういつせき)のことにはあらじを、よしや目覺(めざま)しき改革(かいかく)は出來(でき)ずとも、誰(たれ)も汝(なんぢ)の過失(あやまち)とは謂(い)はじ、唯(たゞ)誠(まこと)をだに守(まも)らば可(か)なり。
十万石 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
拂(はら)ひ目覺(めざま)しくも又勇々敷(ゆゝしく)ぞ見えたりける斯(かく)て玄關に到れば取次の役人(やくにん)兩人下座敷(げざしき)まで出迎(でむか)へ案内して廣書院(ひろしよゐん)へ通せしを見るに上段には簾(みす)を下(おろ)し中には二疊(でふ)臺(だい)の上に錦(にしき)の褥(しとね)を敷て座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)