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めざま
其支度は
朝湯にみがき
上げてと
霜氷る
曉、あたゝかき
寢床の
中より
御新造灰吹きをたゝきて、これ/\と、
此詞が
目覺しの
時計より
胸にひゞきて
豆州が
御勝手不如意なるは、
一朝一夕のことにはあらじを、よしや
目覺しき
改革は
出來ずとも、
誰も
汝の
過失とは
謂はじ、
唯誠をだに
守らば
可なり。
拂ひ
目覺しくも又
勇々敷ぞ見えたりける
斯て玄關に到れば取次の
役人兩人
下座敷まで
出迎へ案内して
廣書院へ通せしを見るに上段には
簾を
下し中には二
疊臺の上に
錦の
褥を敷て座を