“めさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:メサ
語句割合
目覚23.1%
眼覚23.1%
7.7%
目醒7.7%
喚上7.7%
召募7.7%
眼醒7.7%
覺醒7.7%
7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南向の小窓に雀の子の母鳥呼ぶ声しきりなり。梯子段にれやら昇りきたる足音聞付け目覚めさむれば老婆の蒟蒻取換へにきたりしにはあらで、唐桟縞とうざんじまのおめし半纏はんてん襟付えりつきあわせ前掛まえかけ締めたる八重なりけり。
矢はずぐさ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
夜深く天より霊華れいかりて姉のひめの胸の上に止りしを、末の姫眼覚めさめてひそかにこれを取り、わが胸の上に載せたりしかば、ついに最も美しき早池峯の山を得、姉たちは六角牛と石神とを得たり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
此時江戸表には八代將軍吉宗公よしむねこう近習きんじゆめされ上意には奉行越前守は未だ病氣全快びやうきぜんくわいは致さぬか芝八山やつやまに居る天一坊は如何いかがせしやとほつと御溜息ためいき
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
其方せんが親と成り傳吉が無實むじつの罪を助けんとざいをしまず眞實しんじつの心より專を助け萬事に心添こゝろそへ致しつかはし候段奇特きどくおぼめさるゝ旨御賞詞ごしやうし有之
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
拂曉ふつげう目醒めさめて、海岸かいがん飛出とびだしてると、櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ日出雄少年ひでをせうねん武村兵曹等たけむらへいそうらすで浪打際なみうちぎわ逍遙せうえふしながら、いづれも喜色滿面きしよくまんめんだ。
翌朝よくあさ銅鑼どらおどろ目醒めさめたのは八三十ぷんで、海上かいじやう旭光あさひ舷窓げんさうたうして鮮明あざやか室内しつないてらしてつた。船中せんちゆう三十ぷん銅鑼どら通常つうじやう朝食サツパー報知しらせである。
ここに天皇、吉備きび海部あまべあたへが女、名は黒日賣くろひめそれ容姿端正かほよしと聞こしめして、喚上めさげて使ひたまひき。然れどもその大后の嫉みますをかしこみて、本つ國に逃げ下りき。
またその后の白したまひしまにまに、美知能宇斯みちのうしの王の女たち比婆須ひばす比賣の命、次におと比賣の命、次に歌凝うたこり比賣の命、次に圓野まとの比賣の命、并はせて四柱を喚上めさげたまひき。
実は、こんどの御合戦に、わしも小荷駄こにだの軍夫に召募めされて行くことになりましたから、その手形を失っては、組がしらに云い開きが立たねえが、なあに、間違ったら、この首を
篝火の女 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二ツと申事且つ又御墨附御短刀も相違御座なくあらせらるれば近々きん/\御親子ごしんし御對顏ごたいがんの御儀式ぎしき執計とりはからひ申すべき段上聞に達し候處芝八山は町奉行の掛りなれば越前再吟味願度由さいぎんみねがひたきよし此段このだんうかゞひ奉ると言上に及びければ將軍にはきこめされ天一はよくるとや音聲迄おんじやうまでも其儘とな物の種は盜むも人種はぬすまれずと世俗せぞくことわざさもありあらそ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)