“比婆須”の読み方と例文
読み方割合
ひばす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またその大后おほきさき比婆須ひばす比賣の命の時、石祝作いしきつくりを定め、また土師部はにしべを定めたまひき。この后は狹木さき寺間てらまの陵をさめまつりき。
又、其后のもうしのまゝに、みちのうしの王の女等、比婆須ひばす比売命、次に弟比売命(次に弟比売命……命……命とあるべきところだ)次に、歌凝うたごり比売命、次に円野まとの比売命、併せて四柱を喚上メサげき。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
然れども比婆須ひばす比賣の命、弟比賣おとひめの命、二柱を留めて、その弟王おとみこ二柱は、いと醜きに因りてもとくにに返し送りたまひき。