“恵比須大黒”の読み方と例文
読み方割合
えびすだいこく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年徳神としとくじんでも恵比須大黒えびすだいこくでも、またはオシラという養蚕ようさんの神でも、妙に力強く人心を支配していた。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その時は何とも思わなかったが、今この説明を読んで見ると、やはり穴一の系統に属するものらしい。穴一銭と称して両面に恵比須大黒えびすだいこくだの、富士山だのを鋳出いだしたものがあったという。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
これはたぶん商工業の繁昌を象徴する、例えば西洋の恵比須大黒えびすだいこくとでも云ったような神様の像だろうと想像していたが、近頃ある人から聞くと、あれは男女の労働者をかたどったものだそうである。
鑢屑 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)