“恵比須”のいろいろな読み方と例文
旧字：惠比須
読み方割合
えびす76.9%
ゑびす15.4%
えべす7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫁取り、婿取りの相談、養子の橋渡し、船の命名進水式、金比羅（こんぴら）様、恵比須（えびす）様の御勧請（ごかんじょう）に到るまで、押すな押すなで殺到して来る。
爆弾太平記 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)
その日も暮れ近く旦那つりより恵比須（ゑびす）がほして帰らるれば、御新造も続いて、安産の喜びに送りの車夫（もの）にまで愛想よく、今宵（こよひ）を仕舞へば又見舞ひまする、明日（あす）は早くに妹（いもと）共の誰（た）れなりとも
大つごもり (新字旧仮名) ／ 樋口一葉(著)
恵比須（えべす）様が味噌漉（みそこし）でテンプラをば、すくうて天井へ上げようとした。
近世快人伝 (新字新仮名) ／ 夢野久作(著)