“恵比寿顔”の読み方と例文
読み方割合
えびすがお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
分かるも、分からぬも、観客けんぶつは口あんごりと心もそらに見とれて居る。平作へいさくは好かった。隣に座って居る彼が組頭くみがしら恵比寿顔えびすがおした爺さんが眼をうるまして見て居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それが持つ重大な意味が今課長に分っていたとしたら、彼はそんなに恵比寿顔えびすがおばかりはしていられなかったであろう。——ジュリアはボールをグリーンに入れて、二人の方へ手をさしあげた。
恐怖の口笛 (新字新仮名) / 海野十三(著)
かの男は、たちまち恵比寿顔えびすがおになって、いやに帆村の機嫌をとりだした。
蠅男 (新字新仮名) / 海野十三(著)