“恵美須”の読み方と例文
読み方割合
えびす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恵美須えびす面のM重役が、その長い柄の杓子棒をコトンコトンと音さして、立てて、流して、ふらついて来たが、誰もまた立ち上ろうとはしなかった。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
しかし一方には恵美須えびすのような新らしい神の倶通ぐつうがあり、また一方には中央に気づかれずに、遠い昔のままの海の祭をしている例が、こちらでもまだ確かに見出される。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
伯父は明智に杯をさしながら、恵美須えびす様の様な顔をして云いました。
黒手組 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)