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目醒
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めざま
ふりがな文庫
“
目醒
(
めざま
)” の例文
併し余は演劇映画の上演はその頃から絶対謝絶していたから小説を書いたからといって特に
目醒
(
めざま
)
しい収入というのは無かったのである。
生前身後の事
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と叫ぶと、僕はサイレンのスウィッチを下す、村人が
涌
(
わ
)
き立つ、海上には忽ち
目醒
(
めざま
)
しい活劇が
捲
(
ま
)
き起る。
吊籠と月光と
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
仏蘭西
(
フランス
)
の老画家アルピニーはもう九十一二の高齢である。それでも
人並
(
ひとなみ
)
の気力はあると見えて、この間のスチュージオには
目醒
(
めざま
)
しい木炭画が十種ほど載っていた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
枕許
(
まくらもと
)
に置き並べた、舶来物でもあるのか、見なれぬ形の
目醒
(
めざま
)
し時計、
漆器
(
しっき
)
の
巻煙草
(
まきたばこ
)
入れ、
色硝子
(
いろがらす
)
の灰皿、
何
(
いず
)
れを見ても、それらの品物の主人公が、世にも
綺麗
(
きれい
)
好きな
屋根裏の散歩者
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
目醒
(
めざま
)
し腕時計
発明小僧
(新字新仮名)
/
海野十三
、
佐野昌一
(著)
▼ もっと見る
普通の小説のような脚色がありながら、その方の筋はいっこうできていないで、かえって自然力の活動ばかり
目醒
(
めざま
)
しいので、余はこれを主客
顛倒
(
てんとう
)
と評したのである。
コンラッドの描きたる自然について
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
色の
褪
(
さ
)
めた過去を
逆
(
さか
)
に
捩
(
ね
)
じ伏せて、
目醒
(
めざま
)
しき現在を、相手が新橋へ着く前の晩に、性急に
拵
(
こし
)
らえ上げたような変りかたである。小夜子には寄りつけぬ。手を延ばしても届きそうにない。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
最後に、この生活慾の
目醒
(
めざま
)
しい発展を、
欧洲
(
おうしゅう
)
から押し寄せた
海嘯
(
つなみ
)
と心得ていた。
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
醒
常用漢字
中学
部首:⾣
16画
“目醒”で始まる語句
目醒時計