めざ)” の例文
旧字:
艸木は急に昨日の睡眠よりめざめ、しなやかな諸手を伸べて、軽く大気のなかに躍りさざめき、小鳥は花樹の梢に飛び交はしながら、玉を転ばすやうなうつくしい歌曲に謡ひ耽つてゐる。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)