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目指
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めざ
ふりがな文庫
“
目指
(
めざ
)” の例文
けれども
鼻唄
(
はなうた
)
まじりに
頂上
(
てうじやう
)
を
目指
(
めざ
)
してるラランも、ひとりぼつちになると、やつと
疲
(
つか
)
れが
出
(
で
)
てきた。
鼻唄
(
はなうた
)
もくしゃみになつてしまつた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
我等
(
われら
)
兩人
(
りようにん
)
が
目指
(
めざ
)
すコロンボ
市
(
し
)
にも、また
櫻木海軍大佐等
(
さくらぎかいぐんたいさら
)
と
再會
(
さいくわい
)
すべき
筈
(
はづ
)
の
橄欖島
(
かんらんたう
)
にも
左迄
(
さま
)
では
遠
(
とほ
)
くない
印度洋
(
インドやう
)
中
(
ちう
)
であつた
事
(
こと
)
と。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
渋江氏の一行では中条が他郷のものとして
目指
(
めざ
)
された。中条は
常陸
(
ひたち
)
生だといって申し
解
(
と
)
いたが、役人は
生国
(
しょうこく
)
不明と認めて、それに
立退
(
たちのき
)
を
諭
(
さと
)
した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
たとひ
私
(
わたし
)
が
明日
(
あした
)
死
(
し
)
ぬとしても!一
生
(
しやう
)
をかけて
目指
(
めざ
)
して
來
(
き
)
た
私
(
わたし
)
の
仕事
(
しごと
)
に
少
(
すこ
)
しもまだ
手
(
て
)
がつけられなかつたとて、たとひ
手紙
(
てがみ
)
が
書
(
か
)
きかけてあつたとて
日の光を浴びて
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
本当に彼女の
目指
(
めざ
)
すところは、むしろ真実相であった。夫に勝つよりも、自分の疑を晴らすのが主眼であった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
そして、三
匹
(
びき
)
の
子
(
こ
)
ありは、
赤
(
あか
)
い
美
(
うつく
)
しい
葉
(
は
)
を
目指
(
めざ
)
して
上
(
のぼ
)
っていきました。三十
分
(
ぷん
)
ともたたないうちです。
三匹のあり
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
私を
目指
(
めざ
)
して、この
怖
(
おそ
)
るべき風評がしばしば明らさまの声と化して私の耳を打つに至っていた。
鬼涙村
(新字新仮名)
/
牧野信一
(著)
既
(
すで
)
に
目指
(
めざ
)
す
美女
(
びぢよ
)
を
囚
(
とら
)
へて、
思
(
おも
)
ふがまゝに
勝矜
(
かちほこ
)
つた
対手
(
あひて
)
に
向
(
むか
)
ふて、
要
(
い
)
らぬ
償
(
つくな
)
ひの
詮議
(
せんぎ
)
は
留
(
や
)
めろ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
私の名前は
直
(
じき
)
に文壇の人々から認められるようになり、新進作家のうちでも将来有望な一人として
目指
(
めざ
)
されました。それが当時の私に取ってはどんなに嬉しかったでしょうか。
金色の死
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「
近江
(
おうみ
)
の
安土
(
あづち
)
か、長浜の城か、あるいは京都にご
滞在
(
たいざい
)
か、まずこの三つを
目指
(
めざ
)
していけ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
赤羽主任は、あちこちに
転
(
ころが
)
っている桶類を
跨
(
また
)
いで女湯の
脱衣場
(
だついじょう
)
へ行くなり、乱雑に散らばっていた、
衣類籠
(
いるいかご
)
をひとつひとつ探してみた。が、
目指
(
めざ
)
す女の着衣も誰の
着衣
(
きもの
)
も、一向に見当らない。
電気風呂の怪死事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
窪地
(
くぼち
)
を
目指
(
めざ
)
して登る方が、よかったということを、後から聞かされた。
火と氷のシャスタ山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
どうやら彼自身のこんがらがった幼時の思い出をほごすのにあんまり夢中になり過ぎていたT君は、いつの間にやら、私たちの
目指
(
めざ
)
している外人墓地への方角を間違えてしまっているらしかった。
旅の絵
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
橘屋
(
たちばなや
)
の
若旦那
(
わかだんな
)
徳太郎
(
とくたろう
)
も、この
例
(
れい
)
に
漏
(
も
)
れず、
日
(
ひ
)
に一
度
(
ど
)
は、
判
(
はん
)
で
捺
(
お
)
したように
帳場格子
(
ちょうばごうし
)
の
中
(
なか
)
から
消
(
き
)
えて、
目指
(
めざ
)
すは
谷中
(
やなか
)
の
笠森様
(
かさもりさま
)
、
赤
(
あか
)
い
鳥居
(
とりい
)
のそれならで、
赤
(
あか
)
い
襟
(
えり
)
からすっきりのぞいたおせんが
雪
(
ゆき
)
の
肌
(
はだ
)
を
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
ラランはかう
答
(
こた
)
へるや
否
(
いな
)
や、もう、
羽
(
はね
)
をひろげた。ほかの
鴉
(
からす
)
たちはペンペを
馬鹿
(
ばか
)
なやつだと
思
(
おも
)
ひながらもヱヴェレストの
頂上
(
てうじやう
)
目指
(
めざ
)
して
飛
(
と
)
びだす
元気
(
げんき
)
に
打
(
う
)
たれた。
火を喰つた鴉
(新字旧仮名)
/
逸見猶吉
(著)
「わたし、カーネーションが
好
(
す
)
きよ。」と、
片
(
かた
)
すみにあった
淡紅色
(
たんこうしょく
)
の
花
(
はな
)
を
目指
(
めざ
)
していいました。
花と人の話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
人
(
ひと
)
の
談話
(
はなし
)
では
今
(
いま
)
は
往昔
(
むかし
)
程
(
ほど
)
海賊船
(
かいぞくせん
)
の
横行
(
わうかう
)
ははげしくは
無
(
な
)
いが、
其代
(
そのかは
)
り
往昔
(
むかし
)
の
海賊船
(
かいぞくせん
)
は
一撃
(
いちげき
)
の
下
(
もと
)
に
目指
(
めざ
)
す
貨物船
(
くわぶつせん
)
を
撃沈
(
げきちん
)
するやうな
事
(
こと
)
はなく、
必
(
かなら
)
ず
其
(
その
)
船
(
ふね
)
をもつて
此方
(
こなた
)
に
乘掛
(
のりか
)
け
來
(
きた
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
第三すなわち彼の
目指
(
めざ
)
すところは、馬鹿にならないで自分の満足の行くような解決を得る事。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
轡
(
くつわ
)
をならべて、同時にあてた三
騎
(
き
)
の
鞭
(
むち
)
!
一声
(
ひとこえ
)
高くいななき渡って、霧のあなたへ、
駒
(
こま
)
も勇士もたちまち影を
没
(
ぼっ
)
しさったが、まだ
目指
(
めざ
)
すところまでは、いくたの
嶮路
(
けんろ
)
いくすじの川
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まゝよ、
一分
(
いつぷん
)
でも
乘後
(
のりおく
)
れたら
停車場
(
ステエシヨン
)
から
引返
(
ひきかへ
)
さう、それが
可
(
い
)
い、と
目指
(
めざ
)
す
大阪
(
おほさか
)
を
敵
(
かたき
)
に
取
(
と
)
つて、
何
(
ど
)
うも
恁
(
か
)
うはじめから
豫定
(
よてい
)
の
退却
(
たいきやく
)
を
畫策
(
くわくさく
)
すると
云
(
い
)
ふのは、
案
(
あん
)
ずるに
懷中
(
くわいちう
)
のためではない。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
事実、則重の驚いたのは自分の命が
狙
(
ねら
)
われたと思ったからであるけれども、河内介には、それがどうもそうでないらしく感じられた。狙撃者は明かに大将の鼻を
目指
(
めざ
)
して打ったのである。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
お延は
解
(
げ
)
しかねた。すでに自分の夫を見損なったものとして、
暗
(
あん
)
に叔父から
目指
(
めざ
)
されているらしい彼女に、その自覚を差しおいて、おいそれと彼の要求に応ずる勇気はなかった。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
何
(
なに
)
より
前
(
さき
)
に
甲板
(
かんぱん
)
を
目指
(
めざ
)
して
走
(
はし
)
つて
行
(
ゆ
)
くので、
夫人
(
ふじん
)
も
私
(
わたくし
)
も
其
(
その
)
後
(
あと
)
に
續
(
つゞ
)
いた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
指
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“目”で始まる語句
目
目的
目出度
目前
目標
目貫
目覚
目論見
目下
目論