“目差”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まなざ57.1%
まなざし28.6%
めざ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その灰色の眼の澄んだ目差まなざしと、寂しげな口の善良な微笑とがなかったら、彼女はほとんど人目につかなかったろう。
目差まなざしはだへと、白い着物の痩せた形とが、壁畫のマグダーレン自身が拔け出たよりも、もつとそれに似て居るのに愕いて、その儘どこへどう去つたとも別らぬその女に戀ひ移る。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
さあ、此処ここからが目差めざ御山おやまというまでに、辻堂つじどう二晩ふたばん寝ました。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)