“とけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トケイ
語句割合
時計73.6%
自鳴鐘9.7%
土圭5.6%
杜瓊4.2%
時鐘2.8%
兎桂1.4%
懐中時計1.4%
時辰機1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おかしいな。おかあさん、ぼく時計とけいまっています。撃剣げっけんをするとまるもんですか。」
正二くんの時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
何故なぜだらう』と帽子屋ばうしやつぶやいて、『おまへ時計とけい何年なんねんだかゞわかるかい?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
と、微苦笑びくしょうをもらしながら、しばらく、腕をこまぬいて黙想に耽っていたが、やがてジジジジジと机の自鳴鐘とけいが鳴り出すと共に、
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ギリギリギリ……と髪切虫かみきりむしくような自鳴鐘とけいの音が、その時、有村の後ろでした。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「御小憩がおすみに相成りましたら、とり下刻げこくのお土圭とけいをあいずに、二の丸の御仏殿までおわたり下さるように」
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無礼講の酒宴にぐたぐたに酔ってしまった若武士たちは、九つのお土圭とけいが鳴るのを合図に総立ちになって退出しようとすると、急にお傍用人が奥殿から駆けつけて来た。
忠直卿行状記 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
門を閉じて、高く取り澄ましていた杜瓊とけいなども、春秋讖中しんちゅうの辞句をひき出して、
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後主こうしゅ劉禅は、いよいよ怖れかなしみ、勅使として、黄門侍郎こうもんのじろう董允とういん諫議大夫かんぎたいふ杜瓊とけいのふたりをまたさしむけられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
時鐘とけい エミイル・ヴェルハアレン
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
これや時鐘とけい忍足しのびあし
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
これは浅草蔵前くらまえ兎桂とけい等で、二十枚百文位で買った絵であるが、当時三枚二百文乃至ないし一枚百文で売ることが出来た。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
葱の畑のそこここに銀の懐中時計とけいめる音。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
社会は時辰機とけいの如し、一部分の破損は以て全躰の破損となり、遂には運行をとゞむるに至るべし。
実行的道徳 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)