兎桂とけい)” の例文
これは浅草蔵前くらまえ兎桂とけい等で、二十枚百文位で買った絵であるが、当時三枚二百文乃至ないし一枚百文で売ることが出来た。成善はこの金を得て、なかばとどめて母におくり、半はこれを旅費と学資とにてた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)