“兎口”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みつくち83.3%
おさいぐち16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兎口のせゐもあつたでせう、木戸札を鳴らして、無暗に「入らつしやい、入らつしやい、サア、今が丁度宜いところ——」
良人になる奉行の息子というのが、兎口醜男なので嫌いぬいていたんですが、親と親との約束なのでどうにもならず、それで婚礼の席へは出たものの
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
そこは兎口だつた。漸く我に返つた思ひで本街道へ降りたところが、偶然下の温泉の方から何処行きとも分らない乗合自動車が通りかかつた。
逃げたい心 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
兎口から湯本の道は、片側が逞しい山の腹、片側が流れの色も定かに見えぬ断崖のあひだをうねうねと辿るところで、九十九折の山径であるが、もはや温泉も近づいた
逃げたい心 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)