“三口”の読み方と例文
読み方割合
みくち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支店の方を引きげる時、向ふへ置きりにしてた借金が三口みくちとかあるうちで、其一口ひとくちを是非片付けなくてはならないのださうである。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
給仕には例の通りさくが出た。僕はくち三口みくち無言で飯のかたまりを頬張ったが、突然彼女に、おい作僕の顔色はどうかあるかいと聞いた。作は吃驚びっくりした眼を大きくして、いいえと答えた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)