“魏延”の読み方と例文
読み方割合
ぎえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魏延ぎえん、雷同を両翼とした態勢もよかったのだ。逃げ足立った敵を追いまくり、切りふせ、蹴ちらして、凱歌は到るところにあがった。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何をっ——」と一声、わめき返すや否、魏延ぎえんの兵を追い散らした。魏延はちょっと出て、槍を合わせたが、すぐ偽り負けて逃げ奔った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「これはかねて、お耳に入れておいた魏延ぎえんです。善政の初めに、魏延の功にも、ご一言なりと下し給わらば有難うぞんじまする」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)