“くわいちゆうとけい”の漢字の書き方と例文
語句割合
懐中時計100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
英国のベネツト製の懐中時計（くわいちゆうとけい）で、側（かは）はニツケル製だが、機械のいゝ、時間の正しい事にかけては一寸類のない、上司氏自身の言葉によると、日本にたつた四つしか無いといふ大切（だいじ）な代物である。
茶話：05 大正八（一九一九）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)
「時間か。」上司氏は帯の間から自慢の懐中時計（くわいちゆうとけい）を引張り出した。
茶話：05 大正八（一九一九）年 (新字旧仮名) ／ 薄田泣菫(著)