杜瓊とけい)” の例文
後主こうしゅ劉禅は、いよいよ怖れかなしみ、勅使として、黄門侍郎こうもんのじろう董允とういん諫議大夫かんぎたいふ杜瓊とけいのふたりをまたさしむけられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折しも、蜀の魏延ぎえん張嶷ちょうぎ陳式ちんしき杜瓊とけいなどの四将二万騎は、この一道へさしかかって来たが、たまたま斜谷やこくの道を別に進軍している孔明のほうから聯絡があって
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一切を長裔ちょうえいに行わしめ、彼を長史に任じ、杜瓊とけい諫議かんぎ大夫に、杜微とび楊洪ようこう尚書しょうしょに、孟光、来敏らいびんを祭酒に、尹黙いんもく李譔りせんを博士に、譙周しょうしゅうを太史に、そのほか彼の目がねで用いるに足り
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
門を閉じて、高く取り澄ましていた杜瓊とけいなども、春秋讖中しんちゅうの辞句をひき出して
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
次の日明けるや否、杜瓊とけいを召されて
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)