“かくせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
覚醒67.6%
隔世14.7%
廓清8.8%
覺醒5.9%
郭盛1.5%
鶴声1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忌むべき矛盾である。フランスは諸民衆を窒息せしめんがためにではなく、反対にそれを覚醒かくせいせしめんがために作られてるのである。
何しろ大川を隔てて見ても、この前、武蔵が見た江戸とは、家々の屋根がえていることや、緑が目立って減っていることだけでも、隔世かくせいの感があった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
沼南はまた晩年を風紀の廓清かくせいささげて東奔西走廃娼禁酒を侃々かんかんするに寧日ねいじつなかった。が、壮年の沼南は廃娼よりはむしろ拝娼で艶名隠れもなかった。
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
著者ちよしやごときはそれが常習じようしゆうとなつてゐるので、夜間やかん熟睡じゆくすいしてゐるときでも地震ぢしんにより容易ようい覺醒かくせいし、ゆめうつゝの境涯きようがいにありながらみぎ時間じかん暗算あんざんとうにとりかかるくせがある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
穆弘ぼくこう、張横、張順、呂方りょほう郭盛かくせい蕭譲しょうじょう王矮虎おうわいこ薛永せつえい金大堅きんたいけん穆春ぼくしゅん、李立、欧鵬おうほう蒋敬しょうけい、童威、童猛、馬麟ばりん、石勇、侯健こうけん鄭天寿ていてんじゅ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
銭糧せんりょうの収入係には、穆春ぼくしゅんと朱富がえらばれ、呂方りょほう郭盛かくせいのふたりは、聚議庁番ほんまるばん。——宋江そうこうの弟宋清そうせい酒庫しゅこの監理をかねた宴会支配人にせられていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すかし申しこの婚姻相延あいのべ申候よう決行致し候なおまた近日参上つかまつり入りこみたる御話し委細申上もうしあぐべく心得に候えども差当り先日七蔵に渡され候金百円及び御礼の印までに金百円進上しおき候あいだ御受納下されたく不悉ふしつ 亀屋吉兵衛様へ岩沼子爵家従けらい田原栄作たはらえいさくとありて末書に珠運様とやらにも此旨このむね鶴声かくせい相伝あいつたえられたく候と筆を
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)