“御目覚”の読み方と例文
読み方割合
おめざめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや御目覚おめざめかね。鳳眠ほうみんを驚かし奉ってはなはだ相済まん。しかしたまには好かろう。さあ坐りたまえ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すぐ起きて下へ降りると、銀杏返いちょうがえしの上へ白地の手拭てぬぐいかぶって、長火鉢ながひばちの灰をふるっていたさくが、おやもう御目覚おめざめでと云いながら、すぐ顔を洗う道具を風呂場へ並べてくれた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)