“御目通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おめどお28.6%
おめどほ28.6%
おめどおり14.3%
おめどほり14.3%
おんめどほ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは余談よだんでございますが、わたくしがこちらの世界せかい大和武尊様やまとたけるのみことさま御目通おめどおりしたときかんじを、ここでちょっと申上もうしあげてきたいとぞんじます。
かけすゞり此處こゝへとおくよりばれて、最早もはや此時このときわがいのちもの大旦那おほだんな御目通おめどほりにてはじめよりのことを申、御新造ごしんぞ無情むじやうそのまゝにふてのけ、じゆつもなしはうもなし正直しやうぢき我身わがみまも
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
御目通おめどおりかなわぬ遠慮さっしゃい。」と郷右衛門めかしておおせを伝え、直ちに御前を退散して、御供の車夫に様子をたたけば、三吉がらてきというふさいだ顔色、ほっとせし気味にて長歎息ためいき
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こふに取次出來れば越前守申さるには夜中やちうはなはだ恐入存ずれど天下の一大事に付越前ゑちぜん推參すゐさん仕つて候何卒中納言樣へ御目通おめどほりの儀願上奉るむね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
天一坊樣へ日向守御目通おんめどほり致しぢき御伺おんうかゞひ申度儀御座候得ば明日御役宅迄やくたくまで天一坊樣に御入來ごじゆらいある樣とのおもむきなりとのべければ大膳はとく聞濟きゝすまし其段は一おううかゞひの上御返事おへんじに及び申べしと座を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)